なにかのまねごと

A Journey Through Imitation and Expression

秋田禎信

エンジェル・ハウリング  私解釈

このエントリは、秋田禎信関連 Advent Calendar 2016 - Adventarの21日の記事になります。 この文章では、精霊アマワは何者であったのかということを中心にして、エンジェル・ハウリングの諸々を解釈していきたいと思います。 と思ったのですが、文筆力的に…

VSこち亀を読んでいる

こちら亀有公園前派出所のスピンオフ集、VSこち亀を読んでいる。目的はもちろん秋田禎信のVSオーフェンだ。 読んでみて冒頭あたり。「独りごちれない」とあって、ああ、秋田だ……。と感動した。 早く全部読まねば。

愛しい香奈枝さんの装甲悪鬼村 感想 微ネタバレあり

共産主義マジキチ。 ってなんか変な感想が先に出ましたが、まず真っ先に思い浮かぶのはこれです。物語の舞台になっている寒村では共産思想のキッツい類のが根付いてしまっていてそれが問題になっているのです。って、あの寒村の問題を共産思想の問題だと思っ…

愛しい香奈枝さんの装甲悪鬼村 事前知識

というわけで村正本編をプレイしていない人でも愛しい香奈枝さんの装甲悪鬼村が読めるよう、必要な前知識をちょっとまとめてみたよ! 大鳥香奈枝さんについて 彼女は武門の名家のご令嬢で、とある事情から幼い頃からヨーロッパに長いこと留学することになっ…

ハンターダーク簡易感想【ネタバレ】

ハンターダークを読み終わり、今2回目を読み返している。思ったことはたくさんあるけれど、取り急ぎ構成上の話だけ。 ハンターダークは近年の秋田作品の中では一番に読みやすいと思う。それはおそらく、物語が階段を登るように構成されているからだ。 まずは…

秋からオーフェン新シリーズ刊行開始を記念して超ネタバレあらすじを作ったよ

今から約15年前、富士見ファンタジア文庫の超有名シリーズだった魔術士オーフェンシリーズが、文庫最終巻から23年後と舞台を移して、この秋から新シリーズが刊行されることになりました。http://www.tobooks.jp/books/book_046.html しかしもう話の内容を忘…

オーフェン新シリーズ、秋から開始

http://gigazine.net/news/20110301_sorcerous_stabber_orphen_new_series/ 既に話題に乗り遅れてる感がありますが、オーフェンの新シリーズが秋から始まるらしいです。もうなんだかうまく言葉に出来ません。 上記のページには草河遊也氏のラフイラストも載…

Macにおける画像の赤色減退問題

PhotoshopElements4や先日紹介したPixelmatorで、赤い色の多い画像をjpgなど一般的な画像ファイルに変換すると、どうしても赤色がくすんでしまう。 これを回避するには、一旦tiffに変換してプレビューに読み込み、ここからjpgなどに変換するといい。 という…

今までペンネームを使って http://yoshinami8.exblog.jp/ にて絵描き活動してきましたが、なんかいろいろめんどくさいのでこちらに統合しようと思います。 pixivは http://www.pixiv.net/member.php?id=1433039 になります。よろしくお願いします。

秋田禎信BOX

実はまだ全部読んでません。残すはパノのみ。でもすごいんでちょっと感想(ネタバレなし)を。 私が秋田禎信信者になったのは明らかにエンハウがあったからなんですが、でも今回BOXを読んで自分がどんだけオーフェン好きなのかもよっくわかりました。もう読…

秋田禎信検定(中級)を作ってみた

初級に続いて中級も作りました。初級じゃ物足りなかった方、ぜひ挑戦してみてください。 秋田禎信検定(中級) 初級はこちら。 秋田禎信検定(初級)

秋田禎信スクリーンセーバーを作ってみた。

秋田禎信BOX発売を記念して、BOX発売日までをカウントダウンするスクリーンセーバーを作ってみました。Mac OS X 10.4以降かつQuartz Composer対応マシンが必要です。 配布ページは↓。 秋田禎信スクリーンセーバー【2009/10/30 追記】 いくつかのバグを修正し…

秋田禎信検定(初級)を作ってみた

タイトル通り。秋田禎信検定(初級)を作ってみました。我こそはという方はぜひ挑戦してみてください。 秋田禎信検定(初級)

秋田禎信BOX詳細来た!

http://www.tobooks.jp/akitabox/ なんとか発売までにはお金の算段をつけなければ。

機械の仮病 第二回感想

第二回、凄く怖かったです。それは機械病とか理解不能な子供達とか、そういうところとは全然関係なく怖かったです。何が怖かったかというと、ただ一つ。主人公の『女』っぷりです。 もう秋田氏はどうしてこんな女を描けるんでしょうか?今回の主人公は、(善…

機械の仮病感想

別册文藝春秋2009年5月号掲載、秋田禎信『機械の仮病』を読んだ。初読の感想は、なんか切ない話、と思った。以下、ネタばれ。 先ほど、ふと気がついた。里越瑞穂は完全に機械になってしまった。機械はモノを考えない。だから彼女は死んだのと変わりのない状…

本気のベンチャー

私が敬愛してやまない秋田禎信氏の作品に、『誰しもそうだけど、俺たちは就職しないとならない』という、就職をテーマにしたナンセンスギャグ小説があります。主人公の『俺』と田代の二人が大学4年の夏になり、就職を考えるためあれこれ語り合ったり行動した…

秋田禎信総合お祭り本発売決定!?

というわけで、今日のモツ鍋を見て非常に盛り上がりました。 http://www.motsunabenohigan.jp/work/workinfo.htm リクエストする話は自分の中ではもう決まっています。というか、かなりあっさり決まりました。コミクロンが主人公で、一巻の直前、アザリー討…

エンジェル・ハウリングを読んで思ったこと

エンハウを読んで思ったことがある。言葉とは愛だと。実際にはそうではないだろう。人を傷つける言葉というのは確かにあるし、そんなものは愛とは呼べない。だからこの直感を分析するのならば、愛とは言葉で伝えるものである、ということになるだろう。そし…

我が呼び声に応えよ獣

ようやく再読が終わりました。以下、ネタばれ全開感想。 9月に書いた記事 http://d.hatena.ne.jp/KZE/20080909/p1 ではオーフェンがアザリーに抱いていたのは恋心だと決めつけ壮大な誤読をしました。というわけで、そこら辺を注意しながら読みました。作中…

秋田禎信氏についてつらつらと

http://www.motsunabenohigan.jp/note/2008note/200809nt.htm この9月日記の28日目を読んだとき、私は思わず涙ぐみました。 本にするのは、やろうと思えば簡単だろうと思います。今でも普通に、角川書店さんとはお付き合いもありますし。企画として伝えれば…

エンジェル・ハウリング雑感

今日、エンハウ10巻第7章からのクライマックスを読み返した。エンハウは私が一番好きな物語だが、それはこの物語で描かれているテーマが『信じること』についてだからだ。私は10年来の友人の友情さえも疑うような人間だった。そんな私にとって、この物語で語…

ってカテゴリつけちゃうと個人的に微妙なのだけれど読書ではないしの秋田読者バトンやってみたよ

http://d.hatena.ne.jp/megyumi/10000113 からいただいてきました。 あなたのお名前/HNを教えてください KZEです。 あなたが秋田作品と出会ったきっかけを教えてください/読者暦はどれくらいですか? ドラゴンマガジンに載っていたキースの故郷に行ってウサ…

我が呼び声に応えよ獣(読みかけ)

フタゴ・フラクタさんのこの記事、秋田禎信『我が呼び声に応えよ獣』読了 / オーフェン再読(01)を読んで、私もオーフェン一巻にあたるこの本を読んでみようと思いました。 何せ私の中でのオーフェンは完璧超人。自分の面倒は自分で見れるし他の人の面倒まで…

オーフェン世界新作小説キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!

モツ鍋の悲願の今月の雑記、毎日更新するとか宣言してましたが、まさか書き下ろし小説まで含めての毎日更新宣言だったとは…。『魔術士』という単語を見たときのテンションの上がりっぷりといったらなかったです。 タイトルが『あいつがそいつでこいつがそれ…

ひとつ火の粉の雪の中

私が一番好きな作家は秋田禎信だと何度も書いているが、今日秋田禎信のデビュー作であり処女作でもある『ひとつ火の粉の雪の中』を読み返してみた。 正直、これだけの話を17歳で書いたとは信じられない。秋田氏自身は何度かインタビューなどで受験生が現実逃…

エンジェル・ハウリング

私が一番好きな物語は、秋田禎信のエンジェル・ハウリングだ。この小説に描かれている、人を信じるということ、愛を伝えるということの意味というか、方法が大好きだ。言葉(愛)は伝えたい人にきっと伝わる、それを信じることは出来る、その結論が出るまで…

カナスピカげっつあんどよんだ。

というわけで感想。一応ネタバレなしのつもりというかまだ感想がまとまりきっていないのだけれど。 結論から言うと凄く面白かった。面白いだけではなく、とても素敵な話だった。個人的には星の王子様並みの名作認定。(追記:一晩頭冷やして、さすがにこれは…

秋田禎信インタビュー

今月発売の野性時代とIN★POCKET両方を買った。お目当ては秋田禎信インタビューだ。 インタビューを読む前は、このインタビューで秋田氏に幻滅してしまわないだろうかと不安だったが、インタビューを読んでみてますますファンになった。特に、IN★POCKETの中の…

秋田禎信新刊発表!!

うひょー!!ついに秋田禎信の新刊が発表されたよ! http://www.7andy.jp/books/detail?accd=R0253579 タイトルはカナスピカ。今度は講談社からかぁ。この値段だとハードカバーか、ちょっと厚めのシルバーボックスだろうか?どちらにしても喜ばしいことだ。 …