輪るピングドラム簡易感想

 3兄弟の間をピングドラムが巡っていたから輪るピングドラムなのか、と納得した。最初に連想したのは電流。電流は電圧とかも大事だけど、一番大事なのは『まわる』ということ。ピングドラムも同じで、ただ運命の果実があるだけじゃダメで、それを一緒に食べることが大事なんだな、と思った。だからタイトルもピングドラムという名詞じゃなくて、輪るピングドラムだったのだろうな。
 ピングドラムのめぐり方は、時系列順だと晶馬>陽毬、冠葉>晶馬、陽毬>冠葉。晶馬と陽毬が出会った頃にはまだ晶馬と冠葉は顔見知り程度だったっぽいことと、冠葉の父の葬儀で千江美が晶馬と冠葉が仲良くなっていたと言っていたことから二人の出会いは冠葉と陽毬の出会いの前と考えて、この順番。時系列を無視して単純に見ると、晶馬>陽毬>冠葉>晶馬かな。
 あとは連想をつらつらと。
 眞悧の呪いというのは子供ブロイラーで透明になってしまった子供たちの呪いだと思う。乗り換えをした罰というのは炎に焼かれ世界の風景から失われること。これは子供ブロイラーで砕かれることと同じ事だと思う。子供ブロイラーの方は世界から消えてなくなる、という言葉で表現されている。
 作中の至る所でぐるぐる回ってた赤い矢印は眞悧の呪いの輪だろう。
 実は最後の乗り換えが起こったら、今度は東京タワーが東京スカイツリーになるものだと思ってた。で、WHの新曲で締め。おもいっきり外れましたが。
 乗り換えの呪文というのは乗り換えたい人の一番大切な言葉だったんじゃないかな?とか。でも乗り換えるかわりにその言葉を忘れなきゃいけなくなる。それが、乗り換えで大切なモノを失うことになるってことなのかな。
 あと、箱に閉じ込められて一生そこから出られなくても、手を伸ばせば誰かにちゃんと届く。ここらへんはエンジェル・ハウリングと同じモノを感じた。で、その箱を壊そうよというところにはエヴァ人類補完計画と同じモノを。
 生存戦略の時に出てくる改札にピングフォースのマークが付いてたのは、眞悧の呪いの向こうに行くということ=桃果(プリクリ)が呪いに囚われ続けてる、ということだったのだろうな。
 24話、燃える晶馬に突き放される苹果だけど、すぐにつかむために手を伸ばすのは非常に彼女らしいな。
 最終章に入ってからアジトに山積みにされてたテディ・ドラム入の箱だけど、あの箱はみんな箱に閉じ込められた誰かだったのかな。
 ピンドラ全編を通じて一番好きな作画は最終回の3人が水族館でペンギンを見ているところ。冠葉が陽毬を抱き上げて、落ちた陽毬の帽子を晶馬が拾って自分でかぶって、あそこの演技がとても好き。


 また何か浮かんだら追加して書きます。