なにかのまねごと

A Journey Through Imitation and Expression

韓流ドラマファンの母から教わった韓国の結婚制度の話

 うちの母はものすごい韓流ドラマファンで、ものすごい数の韓流ドラマを見てます。たまに横から眺めることがあるのですが、ちょっとつまむだけでは話がつながりません。好奇心から時々母に質問するのですが、そうしたら韓国の結婚制度について面白い話を聞きました。

結婚しても姓は変わらない

 韓国では結婚をしても姓が変わらないそうです。夫婦別姓が当たり前だと。なので女性が結婚していることが分からずに起こる恋愛トラブルが多くドラマで描かれるそうです。

子供は父親の姓を名乗る

 ですので、家の存続を大事にする家庭に男の子が生まれないことは非常に大きな問題になるようです。

離縁届けは3ヶ月棚上げ

 カッとなって離婚したもののよりを戻す夫婦が非常に多いため、離縁届けは提出されても3ヶ月は受理されず、保留されるそうです。3ヶ月以内に取り下げ願いが出たら離婚の話はなかったことに。

子供の親権は父親のもの

 両親が離婚した場合、子供の親権は父親に渡ることが普通のようです。また、私生児も父親の姓を名乗り父親のもとで育てるのが当たり前のようで、よく子供を手放さなくてはならなくなった女性の悲哀がドラマで描かれるとか。

内縁の夫婦が多い

 内縁であっても姑さんが嫁さんを認めることがあるくらいには内縁の夫婦は珍しくないようです。しかし夫婦別姓のため、周りの人からすると内縁なのか籍も入れているのか判断できないそうです。

 他にも細かいことは色々あったと思うのですが、ちょっと忘れてしまいました。

 話の展開がわからなくて質問するのですから登場人物の心情についても答えてもらえるのですが、まとめのようにこう言われました。
「どうも韓国の人には恨みを忘れないことが美徳だという考えがあるみたいなのよね。異常に意地っ張りというか、許したら負けみたいな感じ。ちょっとその恨みを忘れるだけでみんなが幸せになれるのに、そこにこだわるから話がこんがらがるのよね。だから人間臭くて面白いのよ」

 最後に。母の情報源は韓流ドラマです。ここで挙げられたのはドラマで得た知識が元になっているので、必ずしも韓国の実情とは一致しないこともあると思います。珍しいことだから物語の題材になっていることもあると思うので。その点だけご了承ください。