何を描くか、どう描くか

 今日の話は傲慢な話。
 私はもう20年くらいマンガ絵を描き続けている。もちろんプロと比べたら下手だが、ある程度は描けるつもりでいる。
 そんな中で絵について思うのは、何を描いているか、という軸と、どのように描いているか、という軸の二つがあるということだ。何を描いているか、という軸は、絵の良し悪しという指標に対応していて、どのように描いているか、という軸は、絵の上手い下手に対応している。
 で、良し悪しは描かれているものが好きか嫌いかという感性の問題なので、受け手の好みでしか良い悪いを言えないものだと思っている。
 でも、上手い下手は題材をどのように描いているかという技術の問題で、これはある程度技術がわかる人、つまり、ある程度絵が描ける人でないとわからないと思っているのだ。なぜなら、自分が描けるようになってくるにつれて、絵を好みだけではなく技術でも見ることができるようになってきたという経験と、絵を描かない人がとんでもない理由(例えば、髪の毛をボサボサにしてないからとか)でプロの絵を『下手』と言っているのを目にしてきた経験があるからだ。
 これは、山の上の方はある程度登らないと見えてこないのと同じようなものなのではないかな?と。いや、実際に登山をしているわけではないので、実は山の上の方はふもとからでもわかるのかもしれないけれど。
 そしてそれは絵だけではなくどんな分野についても同じだと思っていて、なので自分の知らない分野はなるべく専門家の意見を参考にしようと心がけている次第。

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