なにかのまねごと

A Journey Through Imitation and Expression

秋田禎信インタビュー

 今月発売の野性時代とIN★POCKET両方を買った。お目当ては秋田禎信インタビューだ。
 インタビューを読む前は、このインタビューで秋田氏に幻滅してしまわないだろうかと不安だったが、インタビューを読んでみてますますファンになった。特に、IN★POCKETの中のこの一説が印象的だった。

物語の優れている点は、受け手が自分の探している言葉を自分自身で見つけられることにあると考えています。そうやって見つけた言葉はその人が本当に欲している言葉です。僕自身、何度もそういう言葉に出会ってきたし、それを伝えたいと思って書いています。

 私自身も、秋田禎信の本を読むことでたくさんの言葉に出会ってきた。特にエンジェル・ハウリングでは過言ではなく自分の生き方に迫る言葉を見つけることができた。秋田氏がそうした言葉を物語に織り込むことを自覚的に行っていたのは、当然かもしれないけれどもやはりすごいと感じたし、そんな秋田氏に心からの感謝を感じた。
 もうね、一生ついていきます。秋田禎信万歳!