このルートを楽しむコツは桜の心情に共感できるかどうかにかかっていたように思う。私としては桜と同じように自分ばっかり苦しんでいると拗ねていた時期があったので、桜の理不尽でわがままな姿も、許すと言ったら変だが受け入れることが出来た。
そしてあのエンディング。素直に良かったと思えた。
確かに彼らが彼らなりの幸せを手に入れる過程で踏みにじった犠牲は大きいと思う。けれども彼らはきっとそれから逃げず、言い訳もせずに背負って行くのだろうと思えた。
でもこのルートを楽しめたのは、PS2移植に伴い様々な表現がソフトになったからかも。なんか色々調べてみたらPC版では桜は更に薄幸かつエグい設定みたいだし。
最終的なお気に入りルート順は、セイバールート＞桜ルート＞凛ルートになった。やはりセイバールート14日目の破壊力は高すぎる。
