なにかのまねごと

A Journey Through Imitation and Expression

まどか☆マギカ感想

 今日ある方と話していて、その方が各所のまどマギ感想を読んで感じたことをこう言っていました。

 女性脳の人は少女たちの掘り下げ方が足りないと批判的。
 男性脳の人は思想面で大絶賛。

 なるほどなー、と思いつつ、私の感想を書きおいておこうかと思います。この感想は先日の解釈に基づいたものです。

 まず、毎週続きが気になるアニメというのは私にとって本当に久しぶりのものでした。なんで毎週気になっていたのかというと、もどかしさで毎週気になっていたのです。特にマミさんが亡くなってから、さやかとまどかの進む道の先が気になって気になってしょうがなかったのです。さやかの願いがかなってもさやかの恋が実らなかった経緯、さやかとまどかの気持ちが離れていって、さやかがまどかに八つ当たりをするシーン、まどかが魔女になったさやかに的はずれな語りかけをしてしまうシーン、本当にもどかしかったです。誰も悪いことをしようとなんてしていないのに、歯車が噛み合わなくて絶望へと向かっていく流れを見て、でもその先になにか救いがあるのではないか、そう思いながら毎週観ていました。
 そして最終話、まどかの願いが叶えられたことはまどかにとって救いなのかどうなのか、それはわかりません。けれども、少なくとも数多の魔法少女達にとっては間違い無く救いのある結末になりました。私はそれだけでもよかったと思います。
 また、まどかの願いはまどかひとりだけの力でなされたものではなく、ほむらが繰り返してきた時の積み重ねがあったからこそ叶えることのできた壮大な願いです。そのふたりがたった一瞬だけ再開できる瞬間、それを予感させるところで終わっていたのも色々と考えることが出来てとても良かったと思います。

忘れないで。
いつでもどこかで誰かがあなたのために戦っている。
彼女のことを憶えている限り、あなたは、独りじゃない。