なにかのまねごと

A Journey Through Imitation and Expression

宗教とか自己啓発セミナーとか

 最近になって自分が書いているエントリはそんな感じのものが多いなー、と自分でも思います。なんていうか、ダメだった私が〇〇したらいい感じになりました、みたいな。でもまぁ、実感として事実なので、そういうのに食傷している方には申し訳ないです。

 宗教とか自己啓発セミナーとか、そういうものが批判されるのには、まず『弱き人を食い物にしている』という主催者側への批判と、『食い物にされている弱さが悪い』という信者への批判があると思いますし、私もその意見に概ね同意するものでありました。

 けれども辛かった時には、自己啓発ですアウトー!な感じの本とかも読んでいましたし、キリスト教徒になることを検討しはじめたこともありました。それでもギリギリ気持ちが上向きになって、そういうところの門を叩くには至らなかったのですが、しかしそれはたまたまそうならなかったというだけで、何か一つずれていたらその門の向こうにいたのかもしれないのです。

 そんな私が何とかサバイブして手に入れた価値観が、宗教とか自己啓発セミナーとかに寄ったものになっているのは皮肉なのか必然なのか。

 でも、どちらかといったら必然である方がいいなぁと思うのです。人々が心の辛さを乗り越えて得られる叡智が共通のものだとしたら、それは希望のように思えるからです。