なにかのまねごと

A Journey Through Imitation and Expression

つよつよエンジニアは何が強いのか

 私の夫は割とつよつよなプログラマだと思っている。

 そんな彼に今日やった凡ミスの話をし、「こんな凡ミスするなんて私はよわよわプログラマだよー」などと続けたら、「それは違う」と割と強く言われた。

「そういううっかりミスは誰でもするから、そこがよわよわとかいうのは違う」と。

「じゃあつよつよプログラマはどんなところがつよつよなの?」と訊いてみたらなんだか禅みたいな答えが返ってきたのでちょっと書き残しとく。本人の了承済み。

 

 夫曰く。

「つよつよなプログラマは道の選び方が上手い」

「道?」

「そう。ある機能を実現するのに、様々な方法がある。グネグネとしてるけど最短距離を行く方法とか、遠回りだけれどまっすぐな方法とか。そして時に最短距離よりも遠回りの方がいいことがある」

「ふむふむ」

「あと、言い換えが上手い。これってこういうことでしょ?みたいな」

「なるほど(抽象化とか本質を見抜くとかそういうことかな)」

「これは道の例えで言うとゴールの設定が上手いって話にだいぶ近い」

「(ちょっと違ったっぽい)ゴールの設定が上手いってのは必要条件と十分条件を適切に見つけることができるってこと?」

「うーん、そうかなぁ。それは近いなぁ」

「じゃあ、抽象化とか本質を見抜くとかそういうこと?」

「それも近いけど、うーん」

「なんか、ズバッとこれだ!って感じではない?」

「そうだねぇ」

「なるほど。ありがとうー」

 

 というわけで、割と感覚的な話だとは理解したので、ここで質問は終わり。

 でも、道かぁ。プログラミングという実物的なものごとについて話しているのに、禅みたいな話が出てきたのがものすごく面白かったです。